心斎橋ソニータワーが取り壊され、２年も前に新しくファッションビルになっていたことを最近知りました。個人的に大ショック！！！
ソニータワーは黒川紀章さんが設計したメタボリズム建築で、ビルが古くなってしまったらトイレ、エスカレーター、エレベーターを取り替えられるようになっていた未来を見据えての建物だったはずなのに。
というのも、私ジーナこの近所の産まれで、小学校はソニータワーのすぐ近くにあり、ソニータワーが出来て以来（確か小学校に入学したころだと.....)放課後の多くの時間をここで過ごしていたからなのです。
ひもといてゆけば、このビルからたくさんの影響をうけてジーナは育ったのでした。
記憶は裏覚えなのですが３FLOORぐらいがソニーをはじめ、いろいろな家電のショールームになっていて、その一角にミニシアターがありました。
次世代へ向けての商品であるホームシアターの展示物としてつくられたものだったと思います。
２０分くらいのショートフィルムを上映していて、海の中の生物をあつかったものや、車のレースをあつかったものなどなど。ストーリーはなく、とにかく画質と、音質というものにポイントをおいてつくられていたものだったんじゃないかな。一等好きだったのは海のやつ！！
あきもせず毎日そこに出向き、コンパニオンみたいなお姉さんたちからも”またあの子きた！！”ってな具合で。しばらくするとお姉さんたちとも仲良しになり、お菓子なんぞをいただいたりもしていました。とにかくそこが大好きでした。そのころの高画質、高音質というものを毎日タダで体感できたのだから。その臨場感たるやまさにカルチャーショックだったのです。
このソニータワーのミニシアターが今の私の”体感できる音で聞くのが好き”、”立体的な音が好き”のきっかけなのではないかと思います。
もちろんソニープラザもあって、時代的にはキキとララやキティちゃんなどサンリオキャラクターグッズ全盛だったのですが、ソニープラザの存在によりジーナはセサミストリートが好きでした。ソニープラザはアメリカの物であふれていて、洋書の雑誌なんかも立ち読みできて、きっとこれらがその後ニューヨークに向かわせたのでは、とも思います。
通っていた小学校もいまやその跡地に楠木一本残っているだけで、心斎橋に行くと、ソニータワーがジーナにとっての小学校のかわりのような建物だっただけにつれづれといろいろなことを思い返しました。
それにしても２年も前に新しいビルになってたなんて、きがつくの遅すぎ！！！！
やっぱりなにかとSLOWだあな。
ジーナ
